歯のメンテナンス

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  • 〒420-0911 静岡県静岡市葵区瀬名1丁目14-3

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当院の「予防」に対する考え方

すえのぶ院長

歯医者さんは、痛みが出たり詰め物が取れた時に行く場所
このようにイメージされる方は多いと思います。
しかしそのような場合、かなり状態が悪化していることが多く、当然治療も大がかりになってしまいます。
また、患者さんは治療を終えると「歯が治ったからもう大丈夫!」と安心されると思いますが、実は治療を終えた歯というのは再発のリスクが非常に高いのです。

歯は生まれ持ったまま、天然の状態が一番強く長持ちします。
そのため、安易に治療してしまうと数年後治療を繰り返すことになりかねません。

「私はしっかり歯磨きをしてるから大丈夫!」と思われる方も多いと思いますが、自力で落とすことのできる汚れは最大でも60%と言われています。加えてデンタルフロスや歯間ブラシを使用することで最大80%まで落とすことも可能ですが、どうしても残りの20%の汚れは、歯科医院で行うプロのメンテナンスでしか落とすことができないのです。

当院では再発させない治療をすることを大前提とし、それだけではなく、一旦治療が終了したら「歯を治す」場所から「歯を守る」場所になることで、患者さんのお口の健康を守り抜く取り組みを行っています。

本ページでは、当院が実施している具体的な取り組みの一部をご紹介します。

① 『歯科衛生士が担当制』長期的視点で患者さんを徹底サポート!

すえのぶ院長と衛生士

予防処置は、メンテナンスのプロフェッショナルである歯科衛生士が歯科医師と密接に連携して「担当制」で患者さんに治療を行っています。

歯科衛生士とは、単なる歯科医師のアシスタントではなく、文部科学省や厚生労働省から指定された専門校を卒業し、国家資格を持つ専門職です。つまり、歯周病や虫歯から歯を守るための治療を行うことができるスペシャリストです。

下記では、当院の歯科衛生士が実施している歯のメンテナンスをご紹介しています。

‣‣ 歯のクリーニング「PMTC」

歯科衛生士

毎日歯を磨いてるのに虫歯や歯周病になってしまうのは、冒頭でもお伝えしたように、どうしても落としきれない汚れがあることのほかに、もう一つ理由があります。それは、バイオフィルムと言われる歯磨きでは除去ができない強力な汚れの存在です。

バイオフィルムについてお伝えするために、患者さんには次のような例え話をしています。

例えば、毎日台所の三角コーナーの中にある生ごみを捨てますよね、これがお口の中でいう歯を磨くという行為にあたります。
しかし、毎日生ごみを捨てていても、1ヶ月もするとヌメヌメしてきますよね。実はこれと同じことがあなたのお口の中でも起きているのです。

バイオフィルム

この三角コーナーのヌメヌメをキレイにするために皆さんどうしているでしょうか?
おそらく、クレンザーなどの強力な洗剤を使用して、元通りのぴかぴかの状態に戻していると思います。

三角コーナーと異なり、お口の中では、このような強力な洗剤を使用することはできません。
したがって、それよりも安全なものとして、普段あなたが使用している歯磨き粉を使用することになります。
しかし、残念なことに歯磨き粉だけではお口の中のヌメヌメを完全に除去することはできません。
これが、毎日歯磨きをしていても虫歯・歯周病になってしまうメカニズムなのです。

お口の中にできるヌメヌメをバイオフィルムと呼び、虫歯菌・歯周病菌にとってのバリアとしての働きをしています。このバリアを壊さない限り、虫歯菌や歯周病菌に直接効果的な攻撃を加えることはできないのです。

このバリア(バイオフィルム)を除去するためには、歯科医院で定期的にPMTC(Professional Mechanical Tooth Cleaning)と呼ばれる「プロによる機械を用いた歯のクリーニング」を受ける必要があります。

また、このPMTCには嬉しい副次的効果があります。
それは、この処置をすることで「歯の本来の白さが蘇る」という効果です。
これは歯石などを除去するとともに、ヤニ汚れ、茶渋などの着色も一緒に除去できるためです。

  • 治療前
  • 治療後

クリーニングで歯の汚れを除去した症例。リスクは、特にない。

定期的(2~3ヶ月に1回)にクリーニングに通うことで、虫歯・歯周病予防にもなりますし、歯の白さを維持でき一石ニ鳥です。

‣‣ 適切なブラッシング指導

虫歯・歯周病を予防するための適切なブラッシング方法が存在していることをご存知ですか?
「バス法」「フォーンズ法」「縦磨き」などがあります。
ほとんどの方がこのブラッシング方法を実践されていません。

ブラッシングステップ1ブラッシングステップ2ブラッシングステップ3

ブラッシングはただ磨けばよいというものではありません。
多くの方は「磨いた」という事実だけで満足してしまい、肝心の「汚れ」はほとんど落とせていないのです。それだけでなく、強く磨きすぎてしまうことにより、歯茎が黒く変色したり、歯茎が下がり、歯が長くなったという方さえ多くいらっしゃいます。

虫歯・歯周病を予防するには「ご自宅でのセルフケア」と「歯科医院でのクリーニング」の2つが柱となります。この両輪のどちらか一つがかけてもNGです。

適切なブラッシング指導、そして補助ツール(歯間ブラシやデンタルフロス)の適切な使い方もしっかりとお伝えしています。

歯間ブラシデンタルフロス

② 『虫歯・歯周病予防だけじゃない!』もっと広い意味で予防を提唱!

予防とは、「虫歯・歯周病にならないようにすること」です。
しかし、当院ではもう一歩進んだ「予防」を実施しています。

一歩進んだ予防とは「一生涯お口の健康を維持することは大前提とし、患者さんの生活の質を向上させる」ということです。

患者さん

イメージが湧き辛いと思いますので、いくつか具体例をお話しします。
例えば、虫歯や歯周病予防にはご自宅でのケアと歯科医院でのケアが必須となりますが、よりご自宅でのケアを有効なものにするため、歯並びを改善したり、詰め物・被せ物を適切なものに取り替えたりします。これは、歯並びや不適切な被せ物等が原因で歯ブラシが隅々まで届かず、汚れがたまり虫歯や歯周病になりやすくなるためです。

また、適切な「噛み合わせ」も生活の質を向上させるためには重要になります。
噛み合わせが悪いと、しっかりと物を咀嚼することができません。すると、消化が不十分になるばかりか、内臓に大きな負担がかかり様々な体の不調の原因となります。そして、噛み合わせが悪いことで、一部の歯に過度な負担をかけてしまうことになるので、負担がかかっている歯の寿命が短くなることもあります。
更に、「噛む」という行為は脳に新鮮な血液を送り込む役割も持っているため、しっかりと噛むことができなければ脳に新鮮な血液がいきわたらなくなり、「認知症」の発症率が高まるといわれています。

あくまで一例をご紹介させていただきましたが、お口の健康は体全身の健康に直結していることがお分かりいただけたと思います。私たちは「お口の健康を維持させる」ことは大前提とし、「体全身の健康維持も担っている」という想いで日々診療にあたっています。

コラム「家族単位」で予防を!大切なお子さんの歯を守ります

お子さんイメージ

「マイナス1歳からの虫歯予防」をご存知ですか?
赤ちゃんが生まれた時は0歳です。マイナス1歳とは、お母さんのお腹にいるときの状態で、その時からお子さんへの虫歯伝播を予防するための取り組みを行おうというものです。

妊娠中から子供が小さい時期のお母さんのお口の中は虫歯菌が増える環境にあります。
なぜなら妊娠中にはつわりがあり、食事が不規則になることに加え、吐き気がするため歯磨きをきちんと行えなくなるためです。また出産後は、子供中心の生活となるため、精神的、時間的余裕のない生活となり、お口の中を清潔に保つ余裕がなくなります。
つまり、妊娠中と出産後の育児に追われる時期の数年間は、お母さんのお口の中は虫歯菌が棲みつきやすい状態が続いてしまうのです。

このようにお口の中の虫歯菌が増えている時期に、お母さんが口に入れたスプーンで離乳食をあげる、あるいはやけどを防ぐためにフーフーと息で食べ物を冷やしたりするとどうなると思いますか?
虫歯菌は人から人に移りますので、当然、お子さんに虫歯菌が移ります

つまり、将来お子さんが虫歯になる可能性が非常に高くなってしまうのです。

親子イラスト

しかし、このようなスキンシップはお子さんへの愛情表現として非常に大切な行為です。
では、スキンシップを安全に行える方法はないのでしょうか?

唯一の方法は、お母さん自身のお口の中を清潔に保つことです。

お口の中を清潔に保つためには、お母さんに虫歯がないことはもちろん、食後の歯磨き習慣に加え、歯科医院で行われているクリーニングを定期的に受けられることをお勧めします。

クリーンングを受けることで、毎日の歯磨きだけでは落とすことができない汚れを除去することが可能です。

院長からのメッセージ

院長

当院では、「一口腔単位での治療」と「メンテナンス」の2本立てで「患者さんのお口が10年後も20年後も健康でいられる」歯科治療を提供しています。

お口の中は非常に繊細なバランスで成り立っているため、お口の一部に問題が発生してしまうと、中長期的にお口全体の状態も悪くなっていきます。

そのため、問題の発生した箇所のみを治療するのではなく、お口全体のバランスを考えながら、問題が発生した「原因」を探り出し改善する治療を施すことが、お口の健康を取り戻すために必要となります。
具体的には、「過去」に患者さんが治療してきた歯の治療ストーリーを把握し、「現状」のお口の状態を精査し、「未来(将来)」のお口の状態を推測します。

この過程を踏むことで、このまま治療を放置した場合の「未来」に待っている悪化状況を推測し、それらを逆算することで、今行うべき最善の治療法を導きだします。

院長

こうして「一口腔単位での治療」を施したお口は、再発のリスクの少ない非常に健康な状態です。
しかし、その状態も「維持」させることができなければ再発のリスクから患者さんを「守り抜く」ことはできません。

そこで当院では、一旦治療が終了したら、その状態を維持させるための「メンテナンス」に通っていただくことで「患者さんのお口の健康を守り抜く」歯科医療を提供しています。

ご自身の歯、そして、ご家族の大切な歯を守りたいという想いのある患者さんは、ぜひ当院にご相談ください。行き当たりばったりの治療ではなく、10年後、20年後を考えた治療、そして予防をご提供します。

個別相談

当院では、患者さんが抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問・不安などにお応えする機会を設けております。
どんなことでも構いませんので、私たちにお話ししていただけたらと思います。
ご興味がある方は下記からお問い合わせください。

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診療時間
午前:09:00 ~ 13:00---
午後:14:30 ~ 18:00---
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  • ※最終受付時間:診療終了の60分前まで
  • ※木曜・日曜・祝日は休診
  • ※水曜日に関して:院内研修開催の日は、午後15:30から診療
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